資料詳細

要約等：

本植民地時代の「国語」教育、およびその「成果」をまとめ、それににまつわる、当時から現在までの、さまざまな時代の言説を分析。台湾人の苛立ちと諦観、教育者の焦りと自己満足、旅行者のノスタルジー、言語学者の興奮など、日本語を話す台湾人という現象からあぶりだすのは、むしろ日本人の日本語観である。ことばをめぐ...すべて見る

著者紹介：

安田　敏朗 1968年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科教員。近代日本言語史、東アジア言語政策史専攻。著書に『｢国語｣と｢方言｣のあいだ　言語構築の政治学』（人文書院、1999年）『｢多言語社会｣という幻想　近代日本言語史再考Ⅳ』（三元社、2011年）ほか多数。（提供元: 出版情報登録センター（J...すべて見る