資料詳細

内容細目：

近世高僧伝の虚と実親鸞の産女済度譚蓮如上人・幽霊済度の島...すべて見る

要約等：

日常的な仏事や寺参りの風習が日本の全階層に行き渡ったのは、18世紀に入ってからだった。これによって寺社は、自院をアピールする縁起譚や宗祖を顕彰する高僧伝を、大衆の興味を引くものに変化させていく。絵画化され、また伝奇性や娯楽性がふんだんに盛り込まれたそれらの文芸を「聖なる俗伝」と位置づけ、江戸中・後期...すべて見る

著者紹介：

堤 邦彦 堤 邦彦（つつみ・くにひこ） 1953年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。京都精華大学人文学部教授。 専攻　日本近世文学、説話伝承史、怪異学 ［著書］『近世仏教説話の研究──唱導と文芸』翰林書房、1996年 　　　『近世説話と禅僧』和泉書院、1999年 　　　『江戸の怪異譚...すべて見る