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碇の文化史 (佛教大学研究叢書 ; 25)

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碇の文化史

(佛教大学研究叢書 ; 25)

国立国会図書館請求記号
NC61-L9
国立国会図書館書誌ID
026291110
資料種別
図書
著者
石原渉 著
出版者
佛教大学
出版年
2015.2
資料形態
ページ数・大きさ等
311,11p ; 22cm
NDC
553.7
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資料詳細

要約等:

船や海事の象徴としてよく表される碇(いかり)だが、その先行研究は希薄であった。 <br/>本書では、先史の時代から石や木で作られた碇が、鉄の錨(いかり)へと移り変わっていくまでの形態上の変化と発展の系譜をたどる。 <br/>歴史学という大きな枠組みの中から、時には水中考古学の見地から遺物をとらえ、ま...

著者紹介:

石原 渉 1954年長崎県生。1976年東海大学海洋学部海洋工学科卒業、1980年明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業、2014年佛教大学大学院博士課程文学研究科日本史学専攻修了。博士(文学)。現在、(公財)日本習字教育財団理事・同付属博物館「観峰館」副館長。(提供元: 出版情報登録センター(J...

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目次

  • 序 章  <br/>研究の視点/研究の方法/船の発達史 <br/><br/>第一章 先史時代のイカリ  <br/>イカリと錘/先史時代の礫石錘に関する研究史/縄文時代の礫石錘/弥生時代の礫石錘/礫石錘の形態分類/先史時代のイカリに関する考察 <br/><br/>第二章 古墳時代と古代のイカリ(碇)  <br/>古墳の線刻画にみるイカリの表現/船形埴輪にみる古墳時代の船/後世に描かれた船とイカリの線刻画/古墳時代のイカリ/文献にみる古代の沈石・重石/船戸遺跡から出土した古代の碇/イカリという名称/絵画資料にみる遣唐使船と碇の資料/考察 <br/><br/>第三章 「入唐求法巡礼行記」にみる碇(矴)  <br/>承和遣唐使節団の派遣にいたる経緯/承和の遣唐使節団の航海/長江河口における碇(矴)の使用例/新羅船による沿岸航路上における碇(矴)の使用例/座礁時における碇(矴)の使用例/文登県清寧郷赤山村における碇(矴)の補充/「入唐求法巡礼行記」にみる碇(矴)に関する記載と考察 <br/><br/>第四章 中世の碇  <br/>日本国内出土の碇石とその研究/中国国内の碇石の変遷/長崎県松浦市鷹島町沖出土の碇石/海底に埋没していた大型碇の出土/碇石の諸形式―分類と編年―/蒙古襲来時の蒙古軍船とその碇石―中国山東省蓬莱出土の碇石 <br/><br/>第五章 中世和船の碇  <br/>絵画資料に描かれた和船の碇/出土した碇石/出土した碇身 <br/><br/>第六章 鉄製錨の登場とその原因  <br/>中国における鉄製錨の登場/日本における鉄製錨の登場/「錨」という表記/碇を喰ったフナクイムシの存在/素材からみた碇の変遷 <br/><br/>補 論 茨城県、南西諸島、沖縄本島で発見された碇石  <br/>茨城県波崎町の碇石/碇石の由来/南西諸島および沖縄本島近海から発見された碇石 <br/><br/>終 章  <br/>先史時代のイカリ/古墳時代のイカリと古代の碇/古代の用碇法/中世中国船の碇と和船の碇/鉄錨の登場/素材からみた碇の変遷/構造からみた碇の変遷/用途からみた碇の変遷 <br/><br/>あとがき <br/>挿図一覧

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資料種別
図書
ISBN
978-4-7842-1791-5
タイトル
タイトルよみ
イカリ ノ ブンカシ
著者・編者
石原渉 著
シリーズタイトル
著者標目
石原, 渉, 1954- イシハラ, ワタル, 1954- ( 001203780 )典拠
出版年月日等
2015.2
出版年(W3CDTF)
2015