前書きには、現在使用できる人名用漢字は2,928字であり、現行戸籍法施行時(昭和23年、1,850字)から大幅に増えてきた旨の記載がある。本書はその間の人名用漢字の変遷をまとめたもの。人名用漢字の変遷を一覧性のある年表にした「人名用漢字年表」、子の名に使える2,719字と異体字209字、かつては使えた異体字291字を収録した「人名用漢字変遷字典」、「人名用漢字参考資料」の3部構成。「人名用漢字変遷字典」は、おおむね常用漢字表の排列基準をもとに五十音順に排列。各字には、字種、子の名に使用できる期間、出典・根拠、音訓、名乗りなどを記す。音訓索引(五十音順)と総画索引(画数別)を収載する。