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狭衣物語の語りと引用

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狭衣物語の語りと引用

国立国会図書館請求記号
KG64-H3
国立国会図書館書誌ID
000007675678
資料種別
図書
著者
井上眞弓 著
出版者
笠間書院
出版年
2005.3
資料形態
ページ数・大きさ等
602, 14p ; 22cm
NDC
913.381
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資料詳細

要約等:

「語りと引用」という全く新しい視座から狭衣物語の特質と構造を具体的に解析した画期的労作。狭衣物語を俯瞰すると、古今集・源氏物語等を原拠とする多彩な引用と、新たな歌語の源泉である面を併せ持つ。(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

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目次

  • ●Ⅰ語りと引用第一章 語りの方法…少年の春 第二章 天照神信仰…社会的文脈を引用することとは 第三章 伊勢神宮の位相 第四章 「夢のわたりの浮橋」論 第五章 先行物語の引用について…『在五中将の日記』と『隠れ蓑』の場合 第六章 『狭衣物語』におけるアレゴリー言説…狭衣をめぐる様式美と語り●Ⅱ狭衣物語の構造第一章 「世」「世の中」と狭衣の恋 第二章 視線の呪縛 第三章 父と子の関係 第四章 天界・地上・世人の構図の中で…狭衣の超俗的属性をめぐって 第五章 女君の母子関係 ●Ⅲ表象・メディア・発話の言説第一章 飛鳥井と常磐 第二章 メディアとしての旅…恋のゆくたてを見る 第三章 煙と川の表象 第四章 「みくりや」をめぐる引歌事情 第五章 飛鳥井物語における発話の言説 第六章 書物…「行為」と「記憶」のメディア 第七章 「わたくし」語りと語り手の様相 第八章 事件を語る語り手の情報操作について 第九章 『源氏物語』桐壺巻に見える証言者を装う語り手 第十章 記憶と歴史のあわい…斎院記事をめぐって 第十一章 楽の音とうた声が響く場 第十二章 嵯峨帝のまなざしと耳…父の娘管理に触れて ●Ⅳ物語における孤絶の様相第一章 「心ひとつにおもひゐる」薫 第二章 大君と八宮の「迷妄」を探る 第三章 男の歌が女の境涯を導く時 第四章 狭衣と女二宮の「心ひとつ」の位相 ●Ⅴ「狭衣批評」にむけて第一章 「死」を語りとる物語と女性の問題 第二章 非充足を抱え待つ中世王朝物語からのまなざし

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書誌情報

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資料種別
図書
ISBN
4-305-70284-3
ISBN(エラーコード)
4-305-70285-1
タイトルよみ
サゴロモ モノガタリ ノ カタリ ト インヨウ
著者・編者
井上眞弓 著
著者標目
井上, 眞弓, 1954- イノウエ, マユミ, 1954- ( 00988371 )典拠
出版年月日等
2005.3
出版年(W3CDTF)
2005