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消費される恋愛論 : 大正知識人と性 (青弓社ライブラリー ; 16)

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消費される恋愛論 : 大正知識人と性

(青弓社ライブラリー ; 16)

国立国会図書館請求記号
GB461-G10
国立国会図書館書誌ID
000003012387
資料種別
図書
著者
菅野聡美 著
出版者
青弓社
出版年
2001.8
資料形態
ページ数・大きさ等
236p ; 19cm
NDC
210.69
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資料詳細

要約等:

人々の関心がより内面的なものへと向けられていった大正期に登場した知識人たちは、明治に輸入・翻訳された「恋愛」に何を見たのか。厨川白村の恋愛結婚論をはじめ、いまは忘れられた大正知識人たちの恋愛論を主軸に大正恋愛論の可能性と帰結を考察する。(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

著者紹介:

菅野 聡美 1963年、神奈川県生まれ。1991年、慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。放送大学講師、琉球大学講師をへて1998年から琉球大学助教授。著書『売る身体/買う身体』(共著、青弓社(提供元: 出版情報登録センター(JPRO))

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目次

  • 序章 なぜ大正期の恋愛なのか   1 恋愛は輸入思想なのか 2 恋愛スキャンダルから恋愛論ブームへ               第1章 元始日本に恋愛は存在しなかったのか 1 本気の恋の果ては心中 2 明治以前の性愛  3 明治国家の性の隠蔽化と知識人 4 文明開化の逆説第2章 北村透谷はなぜ死んだのか  1 恋愛=結婚の墓場論 2 「性欲」の欠落した恋愛論 3 情死にあこがれつつ一人死す                 第3章 大正恋愛スキャンダルはどうなったのか 1 情死を見るまなざしの変化 2 浮気と多角関係への嫌悪 3 既婚女性の恋愛のゆくえ 4 大正情死考第4章 知識人は「恋愛」になにを見たのか   1 大正恋愛論成立事情 2 人生における恋愛の位置       3 霊肉一致の虚像 4 結婚は恋愛によるべきか否か                     第5章 厨川白村はなぜ売れたのか   1 象牙の塔を出でて 2 恋愛を永続化させる法 3 恋愛が結婚に必要な理由 4 恋愛の名のもとに強まる抑圧第6章 女はなぜ恋愛論に参入しなかったのか   1 恋愛論と女の距離 2 私小説と女らしさの呪縛 3 切実だった生殖の壁 4 第二次恋愛論ブーム終章 恋愛論ブームのあとになにが残ったのか 1 大正恋愛論とはなんだったのか 2 結婚幻想の崩壊、そして恋愛はどこへいくのかあとがき

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書誌情報

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資料種別
図書
ISBN
4-7872-3188-X
タイトルよみ
ショウヒサレル レンアイロン : タイショウ チシキジン ト セイ
著者・編者
菅野聡美 著
シリーズタイトル
著者標目
菅野, 聡美, 1963- カンノ, サトミ, 1963- ( 00853069 )典拠
出版事項
出版年月日等
2001.8
出版年(W3CDTF)
2001